毎年行われている皇居内の「自然観察会」ですが、2020年今年もまた今年度の自然観察会参加者の参加者募集が始まりました!
皇居内の吹上御苑(ふきあげぎょえん)にて行われる自然観察会では、皇居内の自然をじっくりと観察できる年に一度のイベント。
この記事では、その自然観察会に応募者が減少した理由と自然観察会の魅力をお伝えいたします!
皇居の自然観察会とは?

皇居の自然観察会とは、一般の方が皇居の自然に触れて理解をするために行なっている行事です。
皇居の”みどりの月間”の一環とされており、毎年皇居内の吹上御苑で行われています!
自然観察会は年に2日行われていますが、それぞれ参加できる対象者が異なっています。
開催日時 | 対象者 | 参加者及び回数 |
4月26日(日) | ご高齢の方(70歳以上、お手伝いなしでコースを回れる方) | 3回それぞれ30人で合計90人 |
5月4日(月)
みどりの日 |
中学生以上の方 | 3回それぞれ30人で合計90人 |
どちらにも重複して応募できない点があるので注意しておきましょう。
皇居の吹上御苑内の観察会コースを担当講師の引率によって回りながら、四季折々の植物についての説明などが受けられます。
皇居内の自然について知りたいと思われた上皇様の意向によって、調査が行われた吹上御苑。
その結果を皇族だけではなく、日本国民とも分かち合いたい気持ちから行われるようになったため、2日間で合計180人の方が参加できるようになっています。
皇居の「自然観察会」への参加者が減少・・理由

平成19年度から始まり、令和2年で18回目を迎えます。
しかし、その参加者は年々減少しているのを知っていますか?
その理由として以下の点があげられます。
- そもそも自然観察会の存在を知らない
- 自然観察会の良さが分からない
- 皇族に興味がない
- 自然に興味がない人が増えている
ここ数年の間に普及したスマートフォンによって、どこでも誰でも見たいものをリアルタイムで見れるようになったため、わざわざ移動してまで自然を見ようする人が減っているのは悲しいことですね。
その余波は、自然観察会までにも及んでいます。
また、1番多い理由としては「そもそも皇居で自然観察会なんて行事が行われていること自体知らない」といったところでしょう。
テレビニュースで取り上げる時間が短かったり、新聞を読む機会がなければ分からないですよね。
自分の見たいものだけを見れるスマホ時代だからこそ、自然観察会の存在が多くの人に知られる機会が減ってしまったと考えられます。
ぜひ参加して!自然観察会参加をすすめる理由

皇居の自然観察会の参加者が減少していることもありますが、ぜひその行事には参加してほしい理由として以下の点があります。
- 都会の中心でありながら色々な動植物に出会える
- 皇族の方々の目線と同じになれる
- 専門家の自然への解説を無料で聞ける
- 参加者減少しているからこそ当選しやすい
- 特に一番おすすめしたい理由としては、皇居という都会の真ん中でもあらゆる動植物が生存しており、それらに出会えるからです。
植物 | カシ、クヌギ、シイ、梅林、小湿地や巨木など |
動物 | モグラ、たぬき、昆虫や野鳥など |
都心ではあまり見られないたぬきも元気に生存し、季節折々の植物の花咲を見ることもできますから動物園や植物園に行くより一度で自然を学ぶことができます。
また、皇居内の自然を開設してくれる講師は皇居内の調査を実施した専門家なので、自然に対する質問にも答えてくれます。
そして何よりも参加者が減少している今だからこそ、当選する可能性が高くなっているのでおすすめです。
倍率が高くなるとなかなか入れない皇居の吹上御苑ですから、この機会を逃すのはもったいないといえるでしょう。
ぜひあなたも2020年の自然観察会に参加して、吹上御苑で自然に触れ、心を癒してみませんか?
2020年自然観察会へ参加する方法
2020年から自然観察会に参加しようかと考えている方もいらっしゃることでしょう。
今年の自然観察会の募集要項は以下になり、4月46日/5月4日どちらも完全無料で参加できます。
集合場所:皇居桔梗門前
<当日のスケジュール>
- 窓明館で説明を受ける
- バスで吹上御苑へ移動
- 約810mの吹上御苑内を専門家の説明を聞きながら徒歩で散歩
○開催日時 4月26日(日)
対象者:4月26日時点で70歳以上で自力で吹上御苑内を回れる方
定員:それぞれ30人ずつ
集合時間 | 所要時間 | |
第1回目 | AM9:20 | AM9:40~AM11:15 |
第2回目 | AM11:40 | 正午~PM1:35 |
第3回目 | PM1:50 | PM2:10~PM3:45 |
○開催日時 5月4日(日)
対象者:4月26日時点で中学生以上の方
定員:それぞれ30人ずつ
集合時間 | 所要時間 | |
第1回目 | AM9:20 | AM9:50~AM11:40 |
第2回目 | PM0:20 | PM0:50~PM3:40 |
第3回目 | PM2:30 | PM3時~PM4:50 |
応募方法及び結果の確認の仕方
自然観察会参加に応募するためには、往復はがきを用意し、以下の事柄を記入し、以下の宛名へ締切日までに送る必要があります。
<宛先>
〒100-0001
日本郵便宮内庁内郵便局留め
管理課自然観察会担当あて
締め切りは、2020年2月21日(金)の当日消印有効なので気を付けましょう!
<信用はがき―表面>
- 希望日(4月26日または5月4日をいづれかを記入)
- 希望回(1~3回目の希望回をひとつだけ記入)
- 氏名とそのふりがな(全員分)→代表者には○を付ける
- 郵便番号(全員分)
- 住所(全員分)
- 年齢(全員分なおかつ4月26日時点の年齢)
- 性別(全員分)
- 電話番号(代表者だけでOK)
<返信用はがき―表面>
- 代表者の郵便番号
- 代表者の住所
- 代表者の氏名
返信用はがきの裏面には何も書かないようにしましょう。
自然観察会応募の注意点!
自然観察会に参加するためには、以下の点を守る必要があります。
間違えると「応募無効」となってしまうので注意してください。
- 郵便往復はがき以外で申し込む
- 複数口で申し込む
- 5人以上で申し込む
- 重複申し込み
- 必要事項の記入モレ
- 申込期間を過ぎているもの
応募の際にはくれぐれもミスのないように気を付けてください。
結果の確認の仕方
自然観察会の参加者は、抽選で行われ、代表者の方に3月中旬頃に返信用封筒が発送されます。
また、当選した代表者に参加要項を後日発送し、自然観察会当日の詳しい情報を知ることができます。
まとめ
今回は、2020年4月に行われる自然観察会について特集してまいりました!
すでに参加者募集要項は発表され、すぐにでも参加応募することができますからぜひこの機会に応募なさってみてはいかがですか?
4月後半といえば気温もあがり、とても過ごしやすくなるので花や木々に香りに癒されること間違いないでしょう。
ぜひ、2020年から自然観察会に参加し、日本の自然についても考える機会を持ってください。
お読みいただきありがとうございました。